局所免疫療法・モノクロロ酢酸
Medical
局所免疫療法・モノクロロ酢酸
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円形脱毛症にはいろいろな治療法がありますが、局所免疫療法は、国内のみならず世界中で行われている治療法のひとつです。円形脱毛症の発症メカニズムはまだ十分解明されておりませんが、局所免疫の異常が脱毛に関係しているという考え方があります。局所免疫療法は脱毛部に人工的にかぶれをおこさせることで、局所の免疫状態を変化させることにより、発毛を促そうという治療法です。発毛する率は60~70%程度ですが、再発を繰り返すこともあります。治療効果が現れるまで数か月程度かかることが多いとされています。
尋常性疣贅(ウィルス性疣贅)はまずは液体窒素などの通常の治療を行いますが、局所免疫療法もこれまで高い治療効果が報告されています。難治性の症例や液体窒素の痛みに耐えられない場合に、治療の選択肢として検討いたします。自費診療となります。
全身的な副作用はごくまれです。治療の性質上、病変部に試薬を塗布した後は数日間の痒みと赤みを生じますが、まれに強いかぶれを起こすことがありますので、治療効果が期待できる安全な塗布濃度を慎重に検討します。ただし、稀ではありますが、以下の副作用が知られています。
妊娠中の方には使用出来ません。
自然界には存在せず、発がん性もないdiphenylcyclopropenone(DPCP)という物質で人工的にかぶれをおこさせます。まず、DPCPに対して体がかぶれるように覚えさせます(感作)。感作後DPCPを塗ったところはどこでもかぶれるようになります。そして、適当な濃度のDPCPを脱毛部に塗って、脱毛部がいつも適度にかぶれた状態にしておきます。
なお、ご自身での塗布が難しい場合は7~10日に1回通院していただき、病院で塗布することも可能です。
※保険適応外のため、自費負担となります。
初診料 | 3,000円(3,300円税込) |
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再診料 | 1,000円(1,100円税込) |
初回備品 | 1,000円(1,100円税込) |
初回感作 | 1,500円(1,650円税込) |
DPCP試薬1か月分(自己塗布用)6ml | 4,000円(4,400円税込) |
アセトン(自己塗布用)10ml | 1,000円(1,100円税込) |
医師塗布 | 2,000円(2,200円税込) |
ウイルス性いぼに対する治療法です。モノクロロ酢酸は強い酸で、いぼの表面に塗ることによりウイルスに感染した細胞を直接的に破壊します。保険が適用されませんが痛みが軽いため、お子様におすすめの治療法です。その他のいぼ治療と組み合わせることでさらに効果があられる場合が多いです。
※保険適応外のため、自費負担となります。
初診料 | 3,000円(3,300円税込) |
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再診料 | 1,000円(1,100円税込) |
1回 | 1,000円(1,100円税込) |