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乳児血管腫(イチゴ状血管腫)とヘマンジオルシロップ|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

乳児血管腫(イチゴ状血管腫)とヘマンジオルシロップ

乳児血管腫(イチゴ状血管腫)、単純性血管腫の患者様も増えてきました。当院では単純性血管腫(イチゴ状血管腫)の患者様はレーザー治療と並行してヘマンジオルシロップの内服療法を三郷三愛会総合病院と連携して行っていくこととなりました。今回はヘマンジオルシロップについて簡単に解説します。

投与前準備◆

ヘマンジオルシロップは事前に様々な検査が必要です。血圧、心電図、心拍数などいくつかの検査を確認する必要があります。また、心臓の病気など元々持病がある場合などはそもそも投与が難しい場合もあります。

◆ヘマンジオルシロップを開始~維持量まで増量◆

事前検査をクリアしたら、ヘマンジオルシロップ内服を開始します。外来で始める場合は、病院内で内服し、1時間毎にバイタルの確認をします。1週間に一度程度の通院で徐々に増量し、症状や患者様の体重によって維持量を継続します。施設によっては入院管理下に行う場合もあります。

◆ヘマンジオルシロップを維持量~漸減~中止まで◆

乳児血管腫はタイプによりますが、ヘマンジオルシロップと並行してレーザー治療を月に一度行っていきます。血管腫が小さく改善傾向であれば維持量まで増やした後、ヘマンジオルシロップを徐々に漸減し、中止していきます。

 

ここまで書いてきたようにヘマンジオルシロップは厳格な管理のもと投与されるお薬になります。少々心配になる親御様も多いかもしれません。しかし、皮下型でレーザーの効果が期待できない場合、血管腫が大きくて他の臓器を圧迫し生命を脅かす場合、見た目を大きく損なう場合、その他ヘマンジオルシロップの併用が望ましいと判断された場合にはとても有効な手段となりえます。また、レーザー単独よりも治療期間の短縮が望めます。

血管腫の治療は経過観察期間まで含めると2,3歳まで通院が必要な場合が多いですが、根気強く頑張っていきましょう♪

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