コラム
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最近では沢山のECM製剤、いわゆる「肌育」注射(皮膚のエラスチンやコラーゲンの増生を促し小じわや弾力を改善するなど多くの肌トラブルを改善するものです)ということばを良く耳にするかと思いますが、「違いがよく分からない」、「自分に必要なものは?」、「どれくらい効果が持続するの?コスパ悪い?」と思われる方も多いかと思います。でもやっぱり大事だと思うのにはそれなりの理由がきちんとあります。
当院では(前職も含めると)2021年のプロファイロやスネコスの導入を皮切りに、現在では常時約12~14種類ほどの肌育製剤を取り扱っています。皮膚科医の視点からするとどうしても可能な限り「肌本来の健康や美しさを取り戻す」という点にこだわった結果、これは効果が重複するから不採用、これはあの製剤の弱点を補えるから採用、といった具合に取り揃えて今に至ります。(当院は小さなクリニックですので在庫管理の点で頭が痛いのですが、、)また、沢山のレーザーや機械を扱うようになり施術していく中で、慢性炎症の末に老化が進んだ皮膚やバリア機能が低下した皮膚にデバイス治療を行っても(「老体に鞭を打つ」ではないですが)効果が出にくいケースでこういった肌育注射を併用することでぐんと肌状態がよくなることを経験します。そして肌育注射の効果の持続に関してですが、できれば「半年や1年に1回でいいですよ」と先生に言って欲しいと内心思っておられる患者様も多いと思うのですが(肌育注射に限ったことではないですが)残念ながら年単位で効果が持続するものはほぼ皆無です(涙)。ですが、お一人おひとりのペースでホームケアも含めてコツコツ計画を立てることは可能ですし、その中でも効果が持続しやすい、ダウンタイムなども含めて継続しやすいものはご提案可能ですので診察時にご相談くださいませ。
当院におかかりの患者様向けに肌育製剤一覧早見表を作成しましたのでその一部をここにも掲載いたします。院内でお渡ししておりますので、是非お手にとって参考にされてください。
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そして、気軽に肌育製剤始めて見たい❣と言う方に朗報です。漏れない、(あまり)痛くない、内出血がでにくい、3拍子揃った水光注射「ハイコックス」を導入いたしました。目の際などは手打ち、その他満遍なくハイコックスで、などカスタマイズな注入も可能です。いままで痛そうで敬遠されていた方も是非挑戦してみてください。