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ママ必見!赤あざ(乳幼児血管腫・単純性血管腫)と黒あざ(異所性蒙古斑・太田母斑)のよくある質問|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

ママ必見!赤あざ(乳幼児血管腫・単純性血管腫)と黒あざ(異所性蒙古斑・太田母斑)のよくある質問

こちらのブログは随分と久しぶりの投稿になってしまいました💦とても暑い毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。最近はご家族で皮膚疾患から美容皮膚科に至るまで通院してくださる患者様が増えておりありがとうございます。来院してくださる患者様にベストを尽くせるようスタッフとともに下半期も精進してまいります。

開院当初から抱っこ紐やベビーカーの赤ちゃんで賑わうことも多い当院ですが、今回はあざ治療を検討している患者様やあざ治療で通院中の患者様に多いご質問や普段の生活の注意事項などをまとめましたので参考にされてくださいませ❇

その①そもそもレーザー治療はした方がいいの?

いわゆる赤あざ(乳児血管腫、単純性血管腫)に関しては、当院では生後1か月から治療を開始しています(生後まもなく出現するのは乳児血管腫の方ですね)。乳児血管腫は自然経過の場合1才をピークに隆起してきますが、早期に治療を開始することで隆起のピークを3~6か月にし、瘢痕をのこさず治療することが可能です。皮下型や混合型と言って皮膚の下に血管腫があるタイプではヘマンジオルシロップによる内服療法も併用することでさらに早い治癒を見込めますが、内服開始時には入院が必要ですので、当院では内服導入可能な施設と連携をとって加療しております。

異所性蒙古斑は濃さや部位・範囲によりますが、成人になってからの治療は体表面積が広くなることで病変が広範囲になることや治療経過が悪い(回数が多くかかる、色素沈着のリスクが高くなる)ことが多いため幼少期に治療を開始することでほとんど目立たないレベルまで治療を進めることが可能です。

その②治療当日の流れ

小さな病変以外では麻酔クリームの外用もしくは麻酔テープ貼付を治療前15分~30分程度行います。その後慣れたスタッフがレーザー治療中の赤ちゃんの治療中の体制を整えます。押さえたらかわいそう、、と思われるかもしれませんが、レーザーが適切に照射できないことは治療効果を出せないと同時にレーザー光を直接見てしまいますと大変危険ですので、しっかりと固定させてもらいます。保護者の方は1名は同席可能です。

その②レーザー後注意した方がいいことは?普段の生活はどうすればいい?

Vビームによる赤あざの治療は当日からほぼ普通通りに生活していただけます。レーザーに反応して紫色(紫斑)になることが多いですが、昔と違い今はレーザーの性能が良いため、水疱やびらんができることは少ないです。場所によってはガーゼなどで保護していただいても結構です。軟膏を5日間程度外用してもらいます。

異所性蒙古斑や太田母斑は当院ではピコレーザーを使用します。こちらもやはり5日間程度軟膏を外用してもらいますが普段通りの生活が可能です。部位や病変の色調によってはかさぶたになることもありますのでその場合はガーゼなどの保護をしてもらうと良いでしょう。

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我々皮膚科医や皮膚科スタッフには皮膚疾患は日常的です。ですが、生まれたばかりに我が子に「あざがある」「アトピー性皮膚炎がある」となるととても心配な保護者様も多いのではないでしょうか?ささいなこともスタッフや医師にお気軽にご相談ください。

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