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医療用美白&美肌クリーム『シスペラ』その②|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

医療用美白&美肌クリーム『シスペラ』その②

その①に引き続きまして、今回のコラムではシスペラの実際の患者さんの適応症状、使い方、相性のよいコスメ、注意事項をまとめます。是非ご参考にされてください。

【シスペラはこんな方におすすめ】

シスペラの特徴はハイドロキノンに匹敵する高い美白効果をもつこと、高い抗酸化作用により肌のキメやツヤも改善するという点であり、治療薬としても、美容クリームとしても使用できます。また、ハイドロキノン・トレチノイン療法(セラピューテック)のような皮むけなどが全くないこと、紫外線感受性がないので朝でも夜でもお使いいただける点では使い勝手が非常によいというメリットがあります。

紫外線が気になる春から夏にかけてはレーザーなどの治療は効果を発揮しづらいですが、シスペラは一年中通して使える点もポイントです。以下のような方が非常に良い適応になるかと思います。特に当院で多いアトピー性皮膚炎の患者さんで炎症後の色素沈着をあきらめている方も多いかと思いますので、是非そういった方にもおすすめしたいですね。

✓ 肝斑やしみが気になる方

✓ にきびやアトピー性皮膚炎、やけどによる色素沈着が気になる方

✓ レーザーや光治療などのしみ治療のアフターケアをお探しの方

✓ くすみ、肌のツヤ・キメが気になる方

✓ セラピューテックのようなA反応が苦手な方

【シスペラの使用手順、15分のシンプルケア、16週の集中治療期間、週2回の維持療法】

シスペラは浸透力が非常に高いという特徴があります。ですので、なるべく刺激を抑えて使用していただくために①洗顔直後の肌ではなく、メイクの上からか、保湿をしてから塗ります。また、②15分間の塗布で洗い流します。これ以上長時間おいても効果に差がないことは過去の研究から分かっています。特に問題ない方は一晩おいても結構ですが、使用当初は洗い流した方が無難でしょう。頻度は少ないですが、赤みや刺激感が出た場合も、にきびの外用薬と同じで塗り方の工夫次第で、外用可能な場合が多いですので、塗り方が分からなくなった場合はご相談ください。

使用手順は以下のイラストにまとめましたので参考にされてください。

◆使用頻度◆ 

集中治療期間:1日1回1~2プッシュ 16週間

維持期間:1日1回1~2プッシュ 週2回

※顔以外も首、手の甲、その他黒ずみや色素沈着が気になる場所はどこでも使用可能です。

【シスペラと一緒に使用すると相性の良いコスメ】

◆シスペラを塗る前に使用する保護クリーム◆

● ワイコ ナリシングクリーム

● セルニュープラス モイスチュアミルクB12/モイスチュアクリーム

◆シスペラを洗い流した後に使用する保湿剤◆

できましたら、皮膚のpHを整えて、メラニンの排出をうながしながらターンオーバーを整えてあげる効果のあるものが理想的です。

● ワイコ フェイスフルイド ※塗布後30分おく⇒ワイコナリシングクリーム

 

● ガウディスキン モイストTAローション

● ゼオスキンヘルス バランサートナー⇒デイリーPD/RCクリーム/ブライタライブ

● セルニュープラスDR GAローション⇒モイスチュアミルクB12/モイスチュアクリーム

 

【注意事項】

・妊娠中の方

・セラピューテック中の方

・レチノイン酸、高濃度レチノール製品を使用中の方

は使用を控えたほうがよく、皮膚の状況によりますが注意した方がいい方としては、

・ピーリング作用のある製品を使用中の方

・にきび治療中の方

・皮膚炎がある方

となります。

 

◆シスペラ®クリーム 32,000円(税込35,200円)

ご予約の上お取り置きも可能ですので、興味のある方は外来にてご相談ください。

サンプルはございませんが、1回分(2プッシュ)を550円(税込)でお渡しも可能です、一度お試しになってから購入を検討されたい方もご相談ください。

【関連コラム】

医療用美白&美肌クリーム『シスペラ』 その①

 

キーワード:美白剤、システアミン、ハイドロキノン、紫外線患感受性がない、抗酸化作用、肝斑、色素沈着、アトピー性皮膚炎、セラピューテック、A反応、高い浸透力、15分のシンプルケア、ワイコナリシングクリーム、ワイコフェイスフルイド、美容皮膚科・レーザー指導専門医、清村咲子

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