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医療脱毛の患者様から多いご質問について(※2023年3月医療脱毛レーザーは機種変更しております)|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

医療脱毛の患者様から多いご質問について(※2023年3月医療脱毛レーザーは機種変更しております)

8月に入り、夏らしい日差しになってまいりました。

当院で脱毛をされる患者さんが増えてきました。

そこで患者様から質問の多い何回くらいで終わりますか』、『どのくらいの頻度で通院が必要ですか』、『医療機関で脱毛を行うメリットはありますか

について取り上げたいと思います。

 

【脱毛に必要な平均回数と通院頻度】

脱毛に必要な平均回数と通院頻度を考える上で、毛周期と部位別の毛周期の理解が必要です。

毛は下記のイラストと表のように3段階の毛周期をもっています。休止期、成長期、退行期の3つです。 休止期は、毛根の細胞分裂が止まり、毛が皮膚にとどまっている時期で、毛が抜ける状態のことです。 成長期は、毛根の細胞分裂が高い頻度で行われており、毛が伸びる状態をさします。退行期は、毛根の細胞分裂が弱まり、成長期が終わり休止期に入るまでの期間をさします。

成長期率(%) 毛周期 毛の深さ(mm)
あごひげ 70% 16か月 2~4mm
くちひげ 65% 6か月 1~2.5mm
わき 30% 7か月 3.5~4.5mm
ビキニライン、VIO 30% 7か月 3.5~5mm
腕や足 20% 1年~1年半 2~3.5mm

 

この毛周期のサイクルの中で、光を照射して効果を発揮するのは、このうち「成長期」にあたる毛です。 この照射する光は黒色のメラニン色素に反応します。毛母細胞が活発な成長期の毛は、黒色が濃く光が毛根まで届くため、施術はこの成長期にある毛に対して行われます。いっぽう休止期と退行期の毛はメラニン色素が薄く、あまり光に反応しません。 一度の施術で効果を発揮するのは、成長期の毛のみなので、最初の2~3回目くらいまでは、いったん抜けても2週間程度でまた毛が生えてきます。これは前回の照射時に休止期だった毛が成長期に入るためです。

上の図のように全体の毛における成長期にある毛の割合と毛周期は部位により異なるため、必要な回数と通院頻度は部位により異なります。

 

 

このため、性別による差や個人差はもちろんありますが、部位により以下の表のような通院回数と通院頻度となります。

部位 回数 痛み 通院頻度 期間
ひげ(男性) 7~10回 +++~++++ 6~8週間 10か月~2年
腕や足 2~5回 8~12週間 4か月~1年半
わき 5~8回 ++~+++ 6~8週間 7か月~1年半
ビキニライン、VIO 6~9回 ++~++++ 6~8週間 9か月~1年半

※毛量や肌質、目標とする減毛量により個人差がありますことをご了承ください。

 

~お痛みに弱い方へ~

当院では麻酔クリームをご来院されてから塗布することも、ご来院前に塗布してきていただくことも可能です。

また小範囲であれば注射による局所麻酔も可能です。

麻酔クリーム塗布 1,000円(税抜き)
麻酔クリーム1本 1,500円(税抜き)
注射による局所麻酔 1,000円(税抜き)※小範囲のみ


【医療脱毛のメリット】

最後に医療機関で脱毛を行うメリットとデメリットについて、とくに他の医療用レーザーとの比較、エステサロン等の比較の点からいくつかポイントを解説します。

医療レーザー脱毛のダイオードレーザーよりも痛みが少ない

軟毛の脱毛に関してはダイオードレーザーよりも優れている

医療レーザー脱毛のアレキサンドライトレーザーと同じ755nm付近の波長の為、美肌効果も同時に得られる

エステサロン等で使われている光脱毛機よりも安全かつ強力な出力が出せる

トラブル時はすぐに皮膚科医が対応可能

アトピー性皮膚炎や皮膚に炎症があっても、相談しながら施術可能

 

デメリットとしては、エステサロン等よりも価格設定が高い、当院で採用している脱毛機器では白毛には効果がない、などがあげられます。

 

注意事項、費用に関しましては >>ホームページ をご参考ください。

 

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