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春のアトピー性皮膚炎や花粉皮膚炎との付き合い方|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

春のアトピー性皮膚炎や花粉皮膚炎との付き合い方

春になると、顔や首、前腕など、露出部の皮膚炎が悪化しやすい傾向になります。花粉の影響が強く考えられるケースもありますが、よく晴れた日の春は紫外線が一気に強まりその影響であったり、風が強い日は皮膚からの水分の蒸散が起こり乾燥傾向となりバリア機能が悪化し様々な外的刺激に弱くなります。皮膚炎が悪化すると、シャンプーやいつもの基礎化粧品などが刺激になり、さらに炎症が加速するケースも見受けられます。

アトピー性皮膚炎の患者さんは、ほとんどのケースで秋ごろから冬から春にかけて悪化することが経験上分かっておりますので、その時期にしっかり備えてコントロールを良くしておくことが大切です。

また、花粉症で目がかゆい方は、目の周りをこすることで目回りの炎症を起こしてしまいますので、抗ヒスタミン作用のある点眼、内服、点鼻も併用もおすすめします、お悩みの方はご相談ください。

昨年以前にデュピクセント®を開始した患者さんの多くは『例年の今の時期より安定している』という方が多く、皮膚炎が改善することでバリア機能が正常化し、外的刺激にも強くなっていることが分かります。

今回は、このような時期のセルフケアのポイント☝を共有したいと思います。

紫外線はなるべく遮光する。

◆ 帰宅したら、一回着ているものを着替えて、洗顔する。お薬を処方されている方はこのタイミングで塗りなおしてください。

◆ シャンプーは洗浄力が強いので、なるべく顔にかからないように洗う。シャワーの温度は39℃くらいがベストです。

◆  顔回りの髪型はすっきりさせ、髪が顔にかからないようにする。

◆ 元から、プロトピック®やコレクチム®を処方されている方はさぼらずに毎日塗る。これらの軟膏ですでに手に負えない状態になっている(と思った患者さんの)方は皮膚科を早めの受診をおすすめします。

女性の方は以下もポイントです☝

◆ メイクはリキッドよりもさらさらしたプレストタイプもしくはパウターのみのファンデーションを。花粉やほこりが断然付着しにくくなります。

◆  メイクは擦らないで落ちるものを選ぶ。

◆ 高機能の刺激の強いコスメは一回お休みして、低刺激のセラミドなどの保湿成分を配合した基礎化粧品にする。

◆ バリア機能の低下からにきびなどができてしまった方はノンコメドジェニックの基礎化粧品やメイク用品を使用する。

 

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2021年の花粉飛散時期と飛散量について

 

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