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巻き爪の原因と靴選びについて|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

巻き爪の原因と靴選びについて

前回の >>『痛くない巻き爪矯正法VHO法』のコラム  に関連しまして、皆様にご質問の多い、

『なぜ巻き爪になってしまうのか❔』『どんな靴選びをすればいいのか❔』

について、解説をいたします。

 

【巻き爪の原因】

巻き爪の原因を知る前に、皮膚の一部でもある爪の役割を知っておく必要があります。

全ての爪は皮膚の一部として、爪の下にある指先の組織を保護しています。
そして、足の爪は体重を支え、歩行時につま先に力を入れる機能を持っています。骨もまた、つま先に力を入れる機能を担っているのですが、指先の骨というのは先端まであるわけではなく、指先半分あたりの指腹までしかありませんので、指の先端の部分の組織の保護は爪が担っているのです。

ですから、爪が短くなりすぎると、歩行時に地面から受ける圧力が勝り、指先の皮膚や肉が隆起し、爪の正常な伸び方向を妨害し、爪が食い込みます。これが深爪をしてしまうと巻き爪の原因となる言われる理由です。

また、爪の角を切り落とす行為も同様です。切り落とした直下の皮膚、肉が隆起し、爪が食い込みます
このように、爪の機能、体重を支え、力を入れる機能を損傷させることにより圧のバランスが崩れることが巻き爪の原因の一つです。
また、足に合わない靴の着用も大きな原因の一つです。つまり、大きく分けて、①爪の切り方が悪い、②足に合わない靴の着用の二つが巻き爪になる二大要素になります。

もちろん、その他にも足の変形や白癬菌、遺伝等様々な原因ありますが、この①②の二つに関しては、日頃の意識次第で改善することが可能です。

 

【巻き爪と靴選び】参考イラスト:医学出版 美容皮膚医学#18「爪の治療・ケア」より

①好ましくない靴

下記の図のように、つま先が両端の靴に当たってしまっているケースで巻き爪の方が多く、お勧めしません。

また、第二趾が長い方は、靴につま先が当たっている自覚がない方が多いので注意が必要です。つま先が靴の中で丸まってしまいます。

爪先に余裕があったとしても、下の図のように爪が靴の上に当たっているケースもあまりよくありません。

 

②好ましい靴

締め具のある靴を選ぶことが大切です。

足の甲を締めることで、足の前滑りを防ぎ、たこ(胼胝)、うおの目(鶏眼)、爪の肥厚や巻き爪などの爪のトラブルを防ぎます。

締め具があっても、緩めに締めていたり、締め具がしっかりと役目をはたしていないような靴は、前述のようトラブルを起こしてしまうので、

正しい靴を選び、正しく履くことがとても大切なのです。

 

当院では整形外科でも皮膚科でも靴選びのアドバイスを行っています、外来でもお気軽にご相談ください。

※ワイヤーの治療は皮膚科のみです。

 

【関連コラム】

巻き爪矯正法のVHO療法について

 

キーワード:痛くない巻き爪矯正法VHO法、巻き爪の原因、爪の切り方、爪の役割、靴選び、締め具のある靴、ワイヤ―治療

 

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