コラム
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夏は巻き爪に細菌感染が合併して赤く腫れてしまう患者さんが沢山いらっしゃいましたが、秋になっても巻き爪の患者さんが多く来院されます。
今回は基本的ですがとても大切な正しい爪の切り方とワイヤーが痛そうでできない、、という患者さんにお勧めのプレート型のワイヤー矯正を導入しましたのでお知らせします。といいましても、図でお示しするのが一番わかりやすいと思いますのでポイントを参考に爪切りをお願いいたします。
【スクエアカット】
POINT①
爪の長さは指の先端に合わせる。
POINT②
角を落とさずに、まっすぐきカットする。通常の爪切りですと、すでに円形にカットする形になっていますので、巻き爪の方はニッパー型の爪切りを購入することをお勧めします。
当院では、
マルト スタンダードを使用しています。マルトでは爪をきれいに保つさまざまなグッツを取り揃えているようです。>>公式HPはこちら
POINT③
このままですと、靴下やストッキングや隣の指に角が引っかかるので、角の下にやすりをスライドさせて、角を少しだけやすります。この際のやすりはなるべく薄い方がきれいに仕上がります。これをスクエアカットと言います。
日本皮膚科学会より引用
【プレート型ワイヤー矯正 ポドフィックス法】
VHO法と違い、ワイヤーを爪に掛ける矯正ではなく、シュパンゲ(プレート)装着による矯正法です。
VHO法は施術者側でワイヤーを形成する必要がありましたが、ポドフィックスの場合は適切なサイズのシュパンゲを選び、接着してワイヤーのループを巻き上げるだけなので、スピーディーに痛みを最小限に施術することができます。他のメーカーでも同様の矯正器具はありますが、ポドフィックスはプレートの端から端までワイヤーが通っていますので、プレートタイプの矯正器具の中では矯正力があります。
また、ワイヤーをかけることに抵抗がある患者さん、爪溝が狭く、上手くワイヤーをかけることができないケースにも有効です。さらに、爪が薄く、ワイヤー式矯正法では強すぎて痛みがあるケース、爪溝の肉芽の治療などにもお勧めです。
ただし、矯正力ではやはりVHOやマチワイヤーにはおとりますので、ポドフィックスである程度痛みが改善するところまで矯正したのちに、VHOに付け替えるというのもお勧めです。
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キーワード:巻き爪、スクエアカット、マルト、VHO法、ワイヤー、ポドフィックス法、シュパンゲ、痛くない矯正