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2022年のスギ花粉飛散情報~花粉皮膚炎とマスク荒れと~|南越谷駅徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科|咲皮ふ科クリニック

2022年のスギ花粉飛散情報~花粉皮膚炎とマスク荒れと~

今年もスギ花粉の季節になりました。

日本気象協会の報告では東京では2月19日からスギ花粉が飛散※(※1センチ平方メートルに1つ以上のスギ花粉が認められた時点)するようです。飛散量は概ね例年通りで、前年比ではやや多いとのことです。重症な方ですと、すでにわずかに飛散している花粉に反応している方もいらっしゃいます。

日本気象協会より

当院では花粉症の症状を緩和する、抗ヒスタミン剤、点眼薬、点鼻薬などによる治療が可能です。また、事前の採血が必要とはなりますが、「ゾレア®︎」による注射薬も当院では可能です。こちらはシーズン中に2〜4回程度、月に一回の治療となります。※ゾレア®は日曜日、第3土曜日のみとなります。

ホームページ内花粉症の治療についてはこちら>>

花粉はバリア機能の低下した皮膚に付着すると皮膚炎が起こることがわかっています。これはくしゃみなどの花粉症の症状がなくても起きることがあります。目周りや頬、額などが好発部位となります。スキンケアはしっかりリア機能を整える保湿効果の高いものを選び、女性の方でメイクをされる場合は花粉の付着しにくいパウダーのファンデーションがおすすめです。当院では、単体でもSPF50と日焼け止め効果がありますが、日焼け止めの上からでも使用できるビューティフルスキン®ミネラルファンデーションFなどのご案内がございます。

また、かゆみや赤みがある場合には治療が必要になりますので皮膚科外来でご相談ください。

加えてマスクにより過酷な肌環境にさらされている顔の下半分も擦れやマスク着脱時に経皮水分蒸散量(※)の上昇により乾燥(※)し、例年よりも皮膚炎やニキビに悩まれている患者様がとても多い印象です。マスクでお出かけの前はしっかり保湿し、日中も口回りの保湿を心がけましょう。

※経皮水分蒸散量:皮膚から蒸散する水分量

Monero-Vilchez T, Martinez-Lopez A, Cuenca-Barrales C, Rodriguez-Tejero A, Molina-Leyva A, Arias-Santiago S. Impact of gloves and mask use on epidermal barrier function in health care workers. Dermatitis 2021; 32: 5762.

キーワード:花粉症、花粉皮膚炎、ゾレア®、パウダーファンデーション、ビューティフルスキン®、マスク関連皮膚トラブル、マスク関連にきび、マスク関連皮膚炎、経皮水分蒸発量、バリア機能の低下、保湿、美容皮膚科・レーザー指導専門医、清村咲子

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